ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
私は「shousanshouuo」と申します。
中小型バリュー株を中心とした長期投資スタンスで、
兼業投資家として活動しています。
三重交通グループホールディングス(3232)という企業を
ご存じでしょうか?
社名からは運輸業のイメージが強いですが、
現在の稼ぎ頭は不動産事業となっている企業です。
shousanshouuoは、三重交通グループホールディングスの末席株主です。
今回の記事では、
「三重交通グループHD(3232) 2026年中間・通期業績予想の修正を発表【通期業績予想は予想比で営業収益 +1.9%、営業利益 +4.6%、純利益 +3.4%と保守的】」
を公開しています。
まとめ
三重交通グループホールディングス(3232)は
東京証券取引所プライム市場へ上場している、三重県の企業です。
社名を見ると、運輸業のイメージが強いですが同社の稼ぎ頭は不動産です。
昨日、同社からは中間・通期業績予想の上方修正が発表されました。
内容ですが、
2026年3月期中間業績予想は
営業収益 +0.4%、営業利益 +29.4%
経常利益 +34.2%、中間純利益 +32.0%
の大幅上方修正となった一方
2026年3月期通期業績予想は
営業収益 +1.9%、営業利益 +4.6%
経常利益 +7.1%、当期純利益 +3.4%
とやや保守的な結果となっています。
これから式年遷宮に向けて色々なスケジュールもある様ですし、
伊勢への旅行を予定している人も大勢おられると思いますので、
レジャー・サービス事業も好調に推移する事を期待しています。
今後も末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
三重交通グループホールディングス(3232)とは
[rakuten:jism:14028208:detail]
東京証券取引所プライム市場へ上場している、三重県の企業です。
社名を見ると、運輸業のイメージが強いのですが
コロナ禍にあっては同社の稼ぎ頭は不動産です。
不動産事業では、名古屋にも貸しビルを持っている様ですし、
今年夏には、四日市三交ビルが竣工しており、
ますます不動産事業が伸びる事が期待できそうです。
ビジネスホテルの三交インも、同社の運営施設ですね。
令和8年3月期第2四半期(中間期)及び
通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
- 価格: 1320 円
- 楽天で詳細を見る
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
またしても、タイトルだけでは上方修正かどうか分からないパターンですね。勇気を出してPDFを開きます。
内容を見ると、増収増益となるポジティブなリリースでした。
安心しますね。
具体的な数値を、以下に示します。
2026年3月期中間期
前回発表予想 今回修正予想
営業収益 497.00億円 ⇒ 499.00億円 (増減率 +0.4%)
営業利益 40.50億円 ⇒ 52.40億円 (増減率 +29.4%)
経常利益 39.20億円 ⇒ 52.60億円 (増減率 +34.2%)
親会社株主に帰属する中間期純利益 30.00億円 ⇒ 39.60億円 (増減率 +32.0%)
利益水準は2ケタ上方修正と大幅に増加しています。
イベント関連需要等で貸切バス事業の稼働・単価上昇や
ビジネスホテル事業等のレジャー・サービス事業が好調だった
ことに加え営業費用の抑制で上方修正となった様です。
2026年3月期通期
前回発表予想 今回修正予想
営業収益 1,070.00億円 ⇒ 1,090.00億円 (増減率 +1.9%)
営業利益 87.00億円 ⇒ 91.00億円 (増減率 +4.6%)
経常利益 84.00億円 ⇒ 90.00億円 (増減率 +7.1%)
親会社株主に帰属する当期純利益 59.00億円 ⇒ 61.00億円 (増減率 +3.4%)
中間期業績予想と比較すると、かなり保守的な上方修正にとどまっている印象です。
通期では、待遇改善による人件費の上昇や物価高騰の影響で
営業費用の増加が見込まれるため保守的な予想となったみたいです。
再度の上方修正が出てくることにも期待をしたいと思っています。
三重交通グループホールディングス(3232)の2026年3月期1Q決算
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同社は、2025/8/6に3
2026年3月期の第一四半期決算を発表しています。
その数値を確認しておきましょう。
営業収益 236.57億円 (前年同期比 -6.4%)
営業利益 25.95億円 (前年同期比 +1.2%)
経常利益 27.18億円 (前年同期比 -0.4%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 20.67億円 (前年同期比 -0.8%)
となっていました。
営業利益率は10.97%と比較的高い水準です。
そして1Q末時点での自己資本比率は34.4%で、
前期末よりも0.2%ダウンしています。
【関連記事】
同社の過去の業績については、
当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご覧ください。
三重交通グループホールディングス(3232)のセグメント別業績
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同社の決算短信における報告セグメントは、
- 運輸事業
- 不動産事業
- 流通事業
- レジャー・サービス事業
に分かれています。それぞれの数値を確認してみます。
運輸事業
営業収益 68.49億円 (前年同期比 +11.03%)
セグメント利益 7.68億円 (前年同期比 +53.73%)
セグメント利益率 11.23% (前年同期より 3.12%改善)
乗合バス、貸切バス、タクシーの営業収益は昨年を上回っています。
中でも、貸切バスに至っては、1.2倍の売上です。
これは、万博等のイベント輸送に積極的に取り組んだ結果の様です。
不動産事業
営業収益 67.18億円 (前年同期比 -29.54%)
セグメント利益 14.13億円 (前年同期比 -25.85%)
セグメント利益率 21.04% (前年同期より 1.05%改善)
大きくマイナスとなってしまっていますが、
これは前年同期に新築マンションの引き渡しがあった事が影響している様です。
賃貸事業、環境エネルギー事業、不動産管理事業
はいずれも増収となっています。
利益率も高く、今後も不動産事業からの利益貢献には期待が持てそうです。
流通事業
営業収益 78.44億円 (前年同期比 +2.14%)
セグメント利益 1.31億円 (前年同期比 +383.49%)
セグメント利益率 1.68% (前年同期より 1.33%改善)
ガソリン等の販売価格が上昇し、販売数量は減少しています。
その一方、生活用品販売事業、自動車販売事業はわずかに増収となっていました。
レジャー・サービス事業
営業収益 39.34億円 (前年同期比 +12.29%)
セグメント利益 2.67億円 (前年同期比 +124.41%)
セグメント利益率 6.80% (前年同期より 3.40%改善)
ビジネスホテル事業は、
関西圏を中心に客室単価・稼働率が上昇しています。
その一方で、旅館事業はやや苦戦している格好です。
ドライブイン事業、旅行事業では営業収益が増加したものの、
ゴルフ場事業、索道事業(ロープウェイ)は営業収益が減少していました。
三重交通グループホールディングス(3232)の配当利回り
同社の配当予想では、
中間配当8円、期末配当8円で合計16円/株となっています。
同社株式の昨日終値は543円でしたので、
予想配当利回り=16/543≒2.95%
という事になりますね。
利回りは、やや高めであると感じます。
三重交通グループホールディングス(3232)の株主優待
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同社は、株主優待制度を導入しています。
保有株式数によって内容が異なりますが、
100~499株保有の場合は、
- 三重交通、名阪近鉄バス:共通路線バス乗車券 2枚
- 三交不動産:リフォーム工事見積価格(税別)の3%割引券 1枚
- ハンズ(名古屋店、桑名店、名古屋モゾ ワンダーシティ店、名古屋松坂屋店)お買物優待カード(5%割引) 1枚
となっています。
1,000株以上を保有することで、
系列ホテル(三交イン、鳥羽シーサイドホテル)の割引
を受けることが出来る様になります。
内容が内容ですので、優待利回りの計算は難しいですね。
また、地元の株主以外では優待のメリットを享受しがたいというのは、少し残念なポイントです。
【関連記事】
なお、実際に届いた優待冊子の写真等は、
当ブログの以下の記事に記載しています。宜しければそちらもご参照下さい。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo