ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
私は「shousanshouuo」と申します。
中小型バリュー株を中心とした長期投資スタンスで、
兼業投資家として活動しています。
皆さんは、靴店のASBeeやGreenboxをご存じでしょうか?
と言った方が分かりやすいかもしれませんね。
これらの店舗を運営しているのが株式会社ジーフット(2686)です。
shousanshouuoは、株式会社ジーフット(2686)の末席株主です。
今回の記事では
「ジーフット(2686) 2026年2月期中間決算を発表【上半期売上はやはり300億円割れ、前年同期より赤字幅が拡大・・・】」
を公開しています。
まとめ
株式会社ジーフット(2686)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。
かつてのツルヤ靴店とニューステップという企業が合併して出来た企業ですね。
全国で612店舗(2025/9/30現在)の運営に携わっており、
イオングループの一員です。
なので、イオンモールにはABCマートとASBeeが併存している訳です。
現在は事業再生中のため、運営する店舗数は縮小傾向となっており、
売上高も減少が続いています。
昨日、同社から2026年2月期の中間決算が開示されていました。
売上高 294.75億円、営業利益 -5.23億円
経常利益 -6.30億円、純利益 -8.33億円
で、前年同期よりも減収で赤字幅拡大という結果でした。
債務超過になってしまったこともあり、再建の道のりは、まだ厳しそうです。
上半期の全店売上高は前年比91.5%でしたので、295.30億円程度での着地を予想していましたが、それよりも少し下の水準でした。
通期売上予想が600億円でしたので、
若干の下方修正が今後は入るかもしれません。
それでも、末席株主として引き続き同社を応援していきたいと思っています。
株式会社ジーフット(2686)とは
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。
2009年に、ツルヤ靴店とニューステップという企業が合併して出来た企業ですね。
全国で612店舗(2025/9/30現在)の運営に携わっており、
イオングループの一員です。
現在は事業再生中で店舗網の見直しが続いており、9月度は2店舗の退店をしています。
同社の歴史
同社の歴史については、当ブログの以下の記事で紹介しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
【関連記事】
同社株式を購入した際の経緯は、当ブログの以下の記事で記載しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ジーフット(2686) 2026年2月期中間決算
昨日、同社の2026年2月期の第二四半期決算短信
がリリースされていました。
中身を確認しておきましょう。
売上高 294.75億円 (前年同期比 -8.7%)
営業利益 -5.23億円 (前年同期は 1.18億円の黒字)
経常利益 -6.30億円 (前年同期は -0.44億円)
親会社株主に帰属する中間純利益 -8.33億円 (前年同期は -1.59億円)
となっていました。
売上高が減少して赤字幅が拡大していますね。
営業利益率は -1.77%で営業赤字です。
粗利は44.30%となっており、
チヨダ(8185)の48.17%
ABCマート(2670)の51.37%より低めとなっています。
粗利の低さと販管費が十分削減できていないことが赤字を垂れ流している原因の様に思われます。
そして2Q末時点の自己資本比率は -0.1%で、
前期末よりも3.1%ダウンしています。
ついに債務超過に転落してしまいました・・・
【関連記事】
同社の過去の業績については、当ブログの以下の記事で紹介しています。
宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ジーフット(2686)
のセグメント別業績
同社の決算短信には、セグメント別の業績開示はされていませんでしたが、
商品別売上状況が記載されていました。
売上高 構成比 前年同期比
婦人靴 46.05億円 15.6% 92.6%
紳士靴 30.58億円 10.4% 91.8%
スポーツ靴 119.91億円 40.7% 86.4%
子供靴 71.29億円 24.2% 97.3%
その他 26.90億円 9.1% 97.4%
合計 294.75億円 100.0% 91.3%
スポーツ靴の売上が、最大の比率になっているみたいです。
確かに、スニーカー等の売り場面積は大きいイメージです。
また、イオン店内への出店が多いこともあってか、子供靴の売上も多くを占めています。
株式会社ジーフット(2686) 2025年8月度月次売上速報
2025/10/10に、同社からは上記のリリースがありました。
内容を確認しておきましょう。
前年同月比で
既存店売上高 100.2%
既存店客数 108.1%
既存店客単価 92.7%
という結果でした。
まずまず健闘している数値ですが、アパレルや飲食業と比較すると値上げが出来ていないのかも、と感じます。
なお、全店ベースでは前年同月比で
売上高 96.8%
客数 104.7%
客単価 92.5%
でした。
閉店の影響もあるので、少し数値は悪めになりますね。
通期の累計では、
全店売上高 92.1%
全店客数 93.8%
全店客単価 98.2%
という結果でした。
株式会社ジーフット(2686)
の2026年2月期通期業績予想・進捗率
同社の2026年2月期通期業績予想と、
中間期末時点での進捗率は以下の様になっています。
売上高 600.00億円 (前期比 +0.0%、進捗率 49.13%)
営業利益 5.00億円 (前期は -8.05億円)
経常利益 2.00億円 (前期は -12.73億円)
親会社株主に帰属する当期純利益 0.10億円 (前期は -10.60億円)
黒字転換を果たす想定となっており、
通期売上予想は600億円のままです。ちょっと達成が厳しいかもしれません。
売上高以外の数値は前期の中間期あたりで出していた業績予想と全く同じ数値なんです。安易に数値をスライドさせただけでなければ良いのですが・・・。
事業構造改革の一環として、ブランドをアスビーへ統一するためのコスト
がかかることや、在庫水準が大きいことが影響しているかもしれません。
実際、2026年2月期第二四半期末のバランスシートを見ると、
同社の資産合計のうち71.98%が商品在庫となっています。
まだまだ在庫の圧縮が必要な状況と言えそうです。
商品の回転を良くして、経営効率アップを期待したいものです。
株式会社ジーフット(2686)の配当利回り
同社の予想では、残念ながら配当はゼロ円の予定になっています。
2Q末時点で、利益剰余金が -191.14億円となっていますので、
この欠損が一掃されてから復配という事になりそうですね。
復配までの道のりは、まだまだ険しそうです。
株式会社ジーフット(2686)の株主優待
同社は株主優待制度を導入しています。
内容ですが、2月末および8月31日時点での株主に対して
同社店舗で利用が可能な株主優待券券がいただけます。
贈呈額は所有する株数によって、以下の様に分かれています。
100~999株 1,000円券 1枚
1,000~1,999株 1,000円券 5枚
2,000株~ 1,000円券 10枚
1回の利用額には制限がないのはありがたいですね。
なお、オンラインショップでは利用が出来ないため
リアル店舗へと足を運ぶ必要があります。
とはいえ、全国に多数の店舗があり、多くはイオンに入っていますので
地方在住でも利用しやすい優待だと思います。
仮に、同社株式を100株保有した場合には年間 2,000円分の優待券が
贈呈されるということになります。
昨日の同社株式終値は282円でしたので、仮に100株を保有した場合は
予想配当+優待利回り=0+20/282≒7.09%
となります。
優待利回りとしては、割と高めと言えます。
ただし、赤字が継続していますので
優待打ち切りや会社存続の危機を迎えるというリスク
も否定はできないところです。
【関連記事】
同社から実際に頂いた優待券は、当ブログの以下の記事で紹介しています。
宜しければそちらもご覧ください。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo