ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
shousanshouuoは、
中小型バリュー株偏重長期投資スタンスの兼業投資家です。
株式会社ウエスコホールディングス(6091)をご存知でしょうか?
同社は、西日本を地盤とした建設コンサルティング会社を中核とした持株会社です。
また、同社は水族館の運営事業を行っているという特徴もあります。
shousanshouuoは、
株式会社ウエスコホールディングス(6091)の末席株主です。
今回は
「ウエスコHD(6091) 2025年7月期決算と増配、株主優待廃止を発表【水族館チケット優待が終了に・・・】」
についての記事です。
まとめ
株式会社ウエスコホールディングス(6091)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している岡山の企業で、
- 総合建設コンサルタント事業
- スポーツ施設運営事業
- 水族館運営事業
- 複写製本事業
を行っています。
昨日、同社からは2025年7月期通期決算が発表されました。
前期比では、
売上高 +2.5%、営業利益 +4.8%
経常利益 -1.1%、純利益 +0.8%
と、増収増益で好調な結果でした。
また、配当額も22円⇒24円へと2円の増配となりました。
が、その一方で
株主優待制度が2025年7月31日の提供分を最後に廃止
となることも発表されてしまいました。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社ウエスコホールディングス(6091)とは
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、岡山の企業です。
同社は、
- 総合建設コンサルタント事業
- スポーツ施設運営事業
- 水族館運営事業
- 複写製本事業
を行っています。
水族館運営事業では、
四国水族館の運営を手掛けているんですよ。
株式会社ウエスコホールディングス(6091)
剰余金の配当(増配)および株主優待制度の配当に関するお知らせ
剰余金の配当(増配)
同社の2025年7月期の配当予想では、
中間配当0円、期末配当22円で合計22円/株となっていました。
これを、
22円 ⇒ 24円へと2円増配する
という内容のリリースです。
なお、2026年7月期の配当予想は、
中間配当0円、期末配当28円で合計28円/株となっています。
同社株式の昨日終値は815円でしたので、
予想配当利回り=28/815≒3.44%
という事になりますね。
配当利回りはそれなりに高いと言えるのではないでしょうか。
また、同社は2024/12/20に
普通株式 606,200株(発行済株式に対して 4.23%)の自己株式消却
を行っていましたが、
昨日も上限56万株、4,68億円の自社株買いを公表しました。
優待が廃止となったので、自社株買い・消却を含めた積極的な株主還元に期待したいです。
株主優待の廃止について
同社は株主優待制度を導入していましたが、
公平な利益還元のあり方を目指すという理由で、今後は頂けなくなりました。
過去の優待内容は、7月末日時点で100株以上を保有した場合
四国水族館 もしくは アトアで利用できる入場券を頂けるというものです。
チケット料金は、
- 四国水族館が2,600円
-
アトアが2,600~2,800円
となっている様ですので、
仮に100株を保有した場合は、
予想配当+優待利回り=28+26~28/815≒6.62~6.87%
という計算だったのです。
これはかなりの高利回りでした。
とても残念でなりません。
shousanshouuoも四国水族館へ行ってみたい
のですが、行けていないです・・・。
【関連記事】
実際に届いた優待券の券面は
当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご参照下さい。
株式会社ウエスコホールディングス(6091)の
2025年7月期通期決算
昨日、同社から2025年7月期通期決算発表がありました。
早速、数字を確認しておきましょう。
売上高 161.14億円 (前期比 +2.5%)
営業利益 9.87億円 (前期比 +4.8%)
経常利益 12.15億円 (前期比 -1.1%)
親会社株主に帰属する当期純利益 7.74億円 (前期比 +0.8%)
となっていました。
増収増益という結果ですね。
営業利益率は 6.13%です。
そして期末時点での自己資本比率は 76.5%と
前期末より1.4%ダウンしています。
主力事業である、
総合建設コンサルタント事業では、
防災・減災対策や老朽化した社会インフラの維持・管理等の必要性が高まっている
状況です。
そのため、公共事業関係の受注環境は今後も堅調を見込んでいる
とのことでした。
【関連記事】
同社の過去の業績については、
当ブログの以下の記事で紹介しています。よろしければそちらもご参照下さい。
株式会社ウエスコホールディングス(6091)のセグメント別業績
同社の事業は
- 総合建設コンサルタント事業
- スポーツ施設運営事業
- 水族館運営事業
- その他事業
に分類されています。
以下で各事業ごとの成績を確認しておきましょう。
総合建設コンサルタント事業
売上高 138.35億円 (前期比 +4.74%)
セグメント利益 10.92億円 (前期比 +0.74%)
セグメント利益率 7.90% (前期より 0.31%悪化)
主力事業ですね。
国土強靭化に対する需要もあり、堅調な推移となっています。
前期に比べると、増収増益となっています。
スポーツ施設運営事業
売上高 7.62億円 (前期比 -1.29%)
セグメント利益 0.07億円 (前期比 +24.33%)
セグメント利益率 1.00% (前期より 0.20%改善)
外部環境の変化はあまりなかった様で、
既存施設の会員数増加とフランチャイズ店舗の拡大を重点目標としていたそうです。
減収となりつつも微増益となっています。
拠点としては、
- エイブルスポーツクラブ岡山
- エイブルスポーツクラブ広島
- カラダすっきり体操教室
- ホットヨガスタジオ サマトワ
- 子ども運動学習教室 Kinder Turnen
- 24時間フィットネス W-FIT24
- 総社市スポーツセンター等体育施設
- たけべの森公園
- システム開発 Measee
があるみたいです。
水族館運営事業
売上高 12.50億円 (前期比 -12.88%)
セグメント利益 0.86億円 (前期比 +14.57%)
セグメント利益率 6.90% (前期より 1.65%改善)
減収となりましたが、利益率の改善を認めています。
なお、拠点としては
- 四国水族館
- atoa
を運営しています。
どうやら、来館者数の減少を認めているみたいです。
その他事業
売上高 5.03億円 (前期比 -15.48%)
セグメント利益 0.26億円 (前期比 -35.20%)
セグメント利益率 5.27% (前期より 1.61%悪化)
こちらは、複写製本事業と不動産事業が含まれているとのことでした。
株式会社ウエスコホールディングス(6091)の
2026年7月期業績予想
同社の2026年7月期通期業績予想は
以下の様になっています。
売上高 164.00億円 (前期比 +1.8%)
営業利益 10.50億円 (前期比 +6.3%)
経常利益 11.50億円 (前期比 -5.4%)
親会社株主に帰属する当期純利益 8.40億円 (前期比 +8.5%)
どうやら、社屋を売却することで
特別利益を計上することも想定されている様です。
増収増益見込みということですね。期中での上方修正を期待したいところです。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo