ショウサンショウウオの投資部屋

ブログ開設後4年が経過したのを契機に、proへと移行しました。引き続き記事を積み重ねて皆様のお役に立てる情報を提供できればと思っています。

ジーフット(2686) 2025年8月度月次売上速報を発表【既存店売上は97.0%を確保も、上半期売上は300億円割れか・・・】

◆目次◆

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
靴屋さんのジーフットをご存じでしょうか?

ASBeeGreenboxと言った方が分かりやすいかもしれませんね。

これらの店舗を運営しているのが株式会社ジーフット(2686)です。

 

shousanshouuoは、株式会社ジーフット(2686)の末席株主です。

 

今回は

ジーフット(2686) 2025年8月度月次売上速報を発表【既存店売上は97.0%を確保も、上半期売上は300億円割れか・・・】」

についての記事です。

まとめ

 

株式会社ジーフット(2686)は、

東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。

 

かつてのツルヤ靴店ニューステップという企業が合併して出来た企業ですね。

 

全国で614店舗(2025/8/31現在)の運営に携わっており、

イオングループの一員です。

なので、イオンモールにはABCマートとASBee併存している訳です。

 

現在は事業再生中のため、運営する店舗数は縮小傾向となっており、

売上高も減少が続いています。

 

昨日、同社から2025年8月度の月次売上速報が開示されていました。

前年同月比で、

 

既存店売上高 97.0%

既存店客数 100.2%

既存店客単価 96.9%

 

と、まずまず健闘している数値だと思います。

 

ただ、全店ベースでは

 

売上高 94.2%

客数 97.5%

客単価 96.6%

 

という結果でした。

 

再建までの道のりは、まだ厳しそうです。

 

上半期の全店売上高は、前年比91.5%であり、295.30億円程度での着地となりそうです。

 

通期売上予想が600億円でしたので、

若干の下方修正が入るかもしれません。

 

それでも、末席株主として引き続き同社を応援していきたいと思っています。

 

株式会社ジーフット(2686)とは

 

東京証券取引所スタンダード市場へ上場している、東京の企業です。

2009年に、ツルヤ靴店ニューステップという企業が合併して出来た企業ですね。

 

全国で614店舗(2025/8/31現在)の運営に携わっており、

イオングループの一員です。

 

現在は事業再生中のため、運営する店舗数は見直しが続いており、

8月度は7店舗の退店をしています。

 

【関連記事】

同社株式を購入した際の経緯は、当ブログの以下の記事で記載しています。

宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

同社の歴史

同社の歴史については、当ブログの以下の記事で紹介しています。

宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

株式会社ジーフット(2686) 2025年8月度月次売上速報

 

昨日、同社からは上記のリリースがありました。

内容を確認しておきましょう。

 

前年同月比

 

既存店売上高 97.0%

既存店客数 100.2%

既存店客単価 96.9%

 

という結果でした。

まずまず健闘している数値ではないかな、と思いますが、アパレルや飲食業と比較すると値上げが出来ていないのかもしれない、と感じます。

 

なお、全店ベースでは前年同月比

 

売上高 94.2%

客数 97.5%

客単価 96.6%

 

という結果でした。

 

閉店の影響もあるので、少し数値は悪めになりますね。

 

上半期の累計では、

 

全店売上高 91.5%

全店客数 92.4%

全店客単価 99.0%

 

という結果でした。

 

昨年の中間期売上が322.73億円でしたので、

今年の中間期売上は295.30億円程度となりそうです。

 

通期売上予想は600億円ですので、ちょっと達成が厳しいかもしれません。

 

株式会社ジーフット(2686) 2026年2月期1Q決算・進捗率

 

2025/7/11に、同社の2026年2月期の第一四半期決算短信

がリリースされていました。

中身を確認しておきましょう。

売上高              156.54億円 (前年同期比 -7.6%)
営業利益                 1.01億円 (前年同期は -74.6%)
経常利益              0.47億円 (前年同期は -85.0%)
親会社株主に帰属する四半期純利益 -0.11億円 (前年同期は 2.08億円の黒字)

となっていました。

 

売上高・営業利益がともに減少していますね。

 

営業利益率は、0.65%と薄利です。

販管費が思う様に削減できていないことが一因の様に思われます。


そして1Q末時点の自己資本比率は 2.7%で、

前期末よりも0.3%ダウンしています。

 

【関連記事】

同社の過去の業績については、当ブログの以下の記事で紹介しています。

宜しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

株式会社ジーフット(2686)
のセグメント別業績

 

同社の決算短信には、セグメント別の業績開示はされていませんでしたが、

商品別売上状況が記載されていました。

 

        売上高   構成比  前年同期比     

婦人靴    23.09億円   14.8%      91.6%

紳士靴    15.57億円     9.9%      89.1%

スポーツ靴     65.39億円   41.8%     89.4%

子供靴       39.10億円   25.0%     97.9%

その他    13.37億円        8.5%        98.7%

合計           156.54億円    100.0%        92.4%

 

スポーツ靴の売上が、最大の比率になっているのですね。

確かに、スニーカー等の売り場面積は靴店の中では大きくなっているイメージです。

 

また、イオン店内への出店が多いこともあってか、子供靴の売上も多くを占めている印象です。

 

株式会社ジーフット(2686)
の2026年2月期通期業績予想・進捗率

 

同社の2026年2月期通期業績予想と、

1Q末時点での進捗率は以下の様になっています。

売上高               600.00億円 (前期比 +0.0%、進捗率 26.09%)
営業利益             5.00億円 (前期は -8.05億円、進捗率 20.20%)
経常利益             2.00億円 (前期は -12.73億円、進捗率 23.50%)
親会社株主に帰属する当期純利益  0.10億円 (前期は -10.60億円)

黒字転換を果たす想定となっていますね。

 

ただ、売上高以外の数値は前期の中間期あたりで出していた業績予想と全く同じ数値となっているんですよね・・・。安易に数値をスライドさせただけでなければ良いのですが。

 

事業構造改革の一環として、ブランドをアスビーへ統一するためのコスト

がまだまだかかることや、在庫水準が大きいことが影響しているかもしれません。

 

実際、2026年2月期第一四半期末のバランスシートを見ると、
同社の資産合計のうちの69.08%が商品在庫となっています。

 

まだまだ在庫の圧縮が必要な状況と言えそうですね。

 

なんとか経営効率を高められることを期待したいものです。

 

株式会社ジーフット(2686)の配当利回り

 

同社の予想では、残念ながら配当はゼロ円の予定になっています。 


1Q末時点で、利益剰余金が -182.92億円となっていますので、

この欠損が一掃されてから復配という事になりそうですね。

 

まだまだ道のりは険しそうです。

 

株式会社ジーフット(2686)の株主優待

 

同社は株主優待制度を導入しています。

 

内容ですが、2月末および8月31日時点での株主に対して

同社店舗で利用が可能な株主優待券券がいただけます。

 

贈呈額は所有する株数によって、以下の様に分かれています。

100~999株       1,000円券 1枚
1,000~1,999株 1,000円券 5枚 
 2,000株~            1,000円券   10枚

1回の利用額には制限がないのはありがたいですね。

 

オンラインショップでは利用が出来ないため

リアル店舗へと足を運ぶ必要があります。

 

とはいえ、全国に多数の店舗があり、多くはイオンに入っていますので

地方在住でも利用しやすい優待だと思います。

 

仮に、同社株式を100株保有した場合には年間 2,000円分の優待券

贈呈されるということになります。

 

昨日の同社株式終値は282円でしたので、仮に100株を保有した場合は

 

予想配当+優待利回り=0+20/282≒7.09%

 

となります。

 

優待利回りとしては、割と高めと言えます。

 

ただし、赤字が継続していますので

優待打ち切りや会社存続の危機を迎えるというショック

が起こる可能性も否定はできないところです。

 

【関連記事】

同社から実際に頂いた優待券は、当ブログの以下の記事で紹介しています。

しければそちらもご参照下さい。

 

shousanshouuo.hatenablog.com

 

 

 

ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo