ブログをご覧頂き、ありがとうございます。
私は「shousanshouuo」と申します。
中小型バリュー株を中心とした長期投資スタンスで、
兼業投資家として活動しています。
皆さんは、株式会社指月電機製作所(6994)という企業をご存じでしょうか?
コンデンサという電子部品を制作するのが得意な企業です。
shousanshouuoは、指月電機製作所(6994)の末席株主です。
今回の記事では、
「指月電機製作所(6994) 2025年3月期決算を発表【2月の上方修正をさらに上回り、10円⇒14円/へ再増配に!!】」
を公開しています。
まとめ
株式会社指月電機製作所(6994)は、
東京証券取引所スタンダード市場へ上場している兵庫の企業です。
同社は大型のコンデンサの製造を得意としており、
昨日、同社から
2025年3月期決算と前回の増配発表に追加での増配
が発表されました。
通期決算は、予想比で
売上高 +1.3%、営業利益 +24.4%
経常利益 +28.4%、純利益 +49.3%
と大幅に業績予想を上回る利益水準となりました。
年間配当も10円予想 ⇒ 14円 への再増額がリリースされました。
今後も、末席株主として同社を応援していきたいと思っています。
株式会社指月電機製作所(6994)とは
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同社は、東京証券取引所スタンダード市場へ上場している兵庫の企業です。
同社は大型のコンデンサの製造を得意としており、
今後、直流送電が本格的に開始することとなれば、同社の高圧直流送電用コンデンサの需要が高まる可能性は高いと思われます。
【関連記事】
同社株式を購入した経緯については、
当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご覧ください。
株式会社指月電機製作所(6994)
2025年3月期 通期連結業績予想値と実績値の差異および剰余金の配当に関するお知らせ
昨日、同社からは上記名称のリリースがありました。
それぞれの内容について、確認しておきましょう。
株式会社指月電機製作所(6994)
2025年3月期通期業績予想値と実績値の差異
昨日、同社からは、以下の通り業績予想を上回る決算数値がリリースされました。
前回発表予想 実績値
売上高 270.00億円 ⇒ 273.46億円 (増減率 +1.3%)
営業利益 16.00億円 ⇒ 19.90億円 (増減率 +24.4%)
経常利益 14.00億円 ⇒ 17.97億円 (増減率 +28.4%)
親会社株主に帰属する当期純利益 8.00億円 ⇒ 11.94億円 (増減率 +49.3%)
産業機械用コンデンサや電力機器の伸長により、予想を上回る結果となりました。
ほんの3か月前に大幅な上方修正で純利益倍増の見通しを発表していたのですが、それすらも上回る業績となっています。
生産性改善の効果に加え、適切な価格転嫁等の対応で
利益が増額となったそうです。
また、税額控除や繰延税金資産の見直しも影響したとのことでした。
【関連記事】
前回の業績予想上方修正リリースについては、
当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご覧ください。
株式会社指月電機製作所(6994)
2025年3月期配当の内容について
同社の配当予想では、従来
中間配当3円、期末配当7円で合計10円/株
となっていました。
しかし、昨日の発表では、
中間配当3円、期末配当11円で合計14円/株
への増配が発表されました。
なお、2026年3月期の配当予想は、
中間配当4円、期末配当10円で合計14円/株となっています。
同社株式の昨日終値は390円でしたので、
予想配当利回り=14/390≒3.59%
という事になりますね。
配当利回りは高い方である、と言えるのではないでしょうか。
【関連記事】
前回の増配発表については、
当ブログの以下の記事で紹介しています。宜しければそちらもご覧ください。
株式会社指月電機製作所(6994)の2025年3月期決算
[rakuten:vaboo:17623282:detail]
昨日、同社の2025年3月期決算がリリースされました。
数値を確認しておきましょう。
売上高 273.46億円 (前期比 +4.0%)
営業利益 19.90億円 (前期比 +81.2%)
経常利益 17.97億円 (前期比 +60.4%)
親会社株主に帰属する当期純利益 11.94億円 (前期比 +555.9%)
となっていました。
営業利益率は7.28%です。
そして期末時点での自己資本比率は61.0%で、
前期末より0.1%低下していました。
株式会社指月電機製作所(6994)のセグメント別業績
同社の決算短信では、
- コンデンサ・モジュール事業
- 電力機器システム事業
の2セグメントについて記載がありました。
それぞれの数値を確認しておきましょう。
いずれのセグメントも、利益率は改善傾向にある様です。
コンデンサ・モジュール事業
売上高 181.29億円 (前期比 -1.29%)
セグメント利益 12.30億円 (前期比 +29.59%)
セグメント利益率 6.79% (前期より 1.62%改善)
電動車用コンデンサでは減収となったものの、
産業機器用コンデンサは好調だった様です。
セグメント全体では減収となっていますが利益率は改善していますね。
電力機器システム事業
売上高 92.17億円 (前期比 +11.61%)
セグメント利益 26.53億円 (前期比 +35.74%)
セグメント利益率 28.79% (前期より 4.17%改善)
国内における設備投資の需要増加や大型案件の消化を背景として、
力率改善装置を中心に売り上げが好調に推移したそうです。
株式会社指月電機製作所(6994)の2026年3月期業績予想
同社の、2026年3月期の業績予想は以下の数値となっています。
売上高 280.00億円 (前期比 +2.4%)
営業利益 18.00億円 (前期比 -9.6%)
経常利益 17.00億円 (前期比 -5.4%)
親会社株主に帰属する当期純利益 11.00億円 (前期比 -7.9%)
米国の経済政策動向による影響や為替相場の不安定化等、
不透明な状況が継続すると想定して、
保守的な見通しとなっている様ですね。
関税の影響での減益が一定程度織り込まれている様ですから、今後の動向次第でまた上方修正が出てくることを期待したいと思います。
なお、本社生産棟の建て替えや秋田新建屋の設備導入等の
積極的な設備投資も予定されている様なので、
一時的に減益状態が続く可能性はありそうです。
今後の推移にも注目しておきたいと思います。
株式会社指月電機製作所(6994)の株主優待
残念ながら、同社は株主優待制度を導入していません。
また、新設等の動きがあれば当ブログでも紹介したいと思います。
ブログをご覧頂き、ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしております。
shousanshouuo